新型コロナウイルスへの対応 第5報を各教会に送付 「緊急事態宣言」の全国拡大を受け

立正佼成会の新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長=國富敬二理事長)は4月17日、『「新型コロナウイルス(COVID-19)」に関する対応について』(第5報)と題する通知を全国の教会に送付した。

3月26日付の第4報に続くもので、政府による「緊急事態宣言」が4月16日夕に全国に拡大されたことを受け、教会の対応を全国に広げるほか、会員に対して、各自治体の要請に準じて外出の自粛を促している。また、教会の対応は6月15日まで、本部・教区・支教区による行催事の中止期間は7月31日まで、それぞれ1カ月延長されることになった。

各自治体の要請に準じて外出の自粛促す

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、4月7日、政府は感染者が急速に増加している7都府県(東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡)を対象に「緊急事態宣言」を発令。各知事は住民に対し、外出自粛をはじめとする緊急事態措置への協力を要請した。さらに16日には、政府により「緊急事態宣言」の対象範囲が全国に拡大された。

これを受け、今回の通知では「感染の拡大を避けるため、人と人の接触する機会を避ける」ことを新たに本会の基本姿勢として明示。「緊急事態宣言」が全国に拡大されたことを踏まえ、これまで7都府県を中心に実施されていた教会の特別対応を、全国の教会と布教拠点に広げることを伝達した。また、会員に対して、各自治体の要請に準じて外出を自粛するよう促した。

教会の対応は6月15日まで、本部・教区・支教区の各種行催事の中止期間は7月31日まで、それぞれ延長される。

大聖堂をはじめ本会発祥の地周辺の諸施設は引き続き閉鎖され(大聖堂4階礼拝室=喜捨箱前=での参拝は可能)、会員による大聖堂聖壇当番、大聖堂当番、佼成霊園での霊園当番の休止措置も続けられる。

また、今回の通知では、ウイルスの感染拡大防止に向けた社会貢献活動として、佼成病院が東京・杉並区と連携して進める医療活動や、東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)による動画投稿サイトでの応援活動、教会支援として本部職員有志によるマスク製作も報告された。