「教団創立82周年記念日」 読経供養を厳修 記念式典は中止

大聖堂では、光祥次代会長が導師をつとめ、読経供養を厳修。庭野会長が臨席した

3月5日、立正佼成会は創立82周年記念日を迎えた。記念式典は、現在、国内で感染者が増加している「新型コロナウイルス(COVID-19)」に対する教団本部の対応に伴い、開催が中止された。同日、大聖堂(東京・杉並区)および各教会では、「教団創立82周年記念日」の読経供養が行われた。大聖堂では庭野光祥次代会長導師による読経供養が厳修され、庭野日鑛会長が「啓白文」を奏上した。

本会は昭和13年3月5日、「多くの人に法華経に示された人間の生き方を知ってもらい、本当の幸せを自分のものにして頂きたい」という願いのもと、庭野日敬開祖と長沼妙佼脇祖によって創立された。毎年、同日に記念式典が行われ、全国の会員たちが教団創立の精神をかみしめ、さらなる布教伝道に向けた決意を新たにする機縁としている。

今年、国内で新型コロナウイルスの感染者数が増加している状況を受け、教団本部は、2月22日から多くの人々が集まる活動を避けることを基本姿勢とする方針を決定した。これに伴い、本部主催の諸行事が中止されることになり、創立記念式典も開催中止となった。

3月5日、大聖堂では午前9時から、光祥次代会長が導師をつとめ、本部職員を式衆に読経供養(『経典』一巻)が厳修された。続いて、庭野会長が「啓白文」を奏上した。

この中で庭野会長は、本会創立の精神をかみしめた後、今日に及ぶ歴史の礎は、庭野開祖、長沼脇祖をはじめ先輩幹部、会員の尽力によって築かれてきたものであると明示。来るべき「教団創立百年」を展望して人材育成に傾注するとともに、「即是道場(この処は即ち是れ道場なり=このところはすなわちこれどうじょうなり)」の精神で菩薩道の実践に邁進(まいしん)する大切さを強調した。また、一人ひとりが「尋常」――常に大事なものを尋ね、人間として基本的なことを学び、徳を具(そな)え、良い習慣を身につけ、基本信行を実践していくとの誓願を新たにした。

同日、各教会でも読経供養が行われた。現在、新型コロナウイルスへの対応として教会道場は基本的に閉鎖され、一般会員の参拝が中止されている。この日は教会長が読経供養の導師をつとめ、庭野会長の「啓白文」を奏上した。

なお、この日に予定されていた功労者表彰などの関連プログラムは、11月15日の「開祖さま生誕会」に延期される。

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