今年の「寒修行」終わる 会員たちが世界の平和祈り『法華三部経』全巻を読誦

稚内道場に向かう旭川教会会員

「寒中読誦(どくじゅ)修行」(寒修行)が1月20日から2月3日まで、大聖堂をはじめ立正佼成会の各教会道場、布教拠点、会員宅で行われた。会員たちは『法華三部経』全巻の読誦を通し、一年の誓願を新たにした。

今年は期間中、米国とイランの緊張状態をはじめ世界各地で起きている紛争や対立が、対話や協調によって平和的に解決されることを願い、新日本宗教団体連合会(新宗連)統一の「祈りのことば」が唱和された。

期間中、会員は「祈りのことば」を唱和し、『法華三部経』の読誦に臨んだ(写真は米沢教会)

日本の最北端に位置する北海道稚内市の旭川教会稚内道場では1月21日から10日間にわたって寒修行が実施された。最終日の30日には、吹雪の中、会員17人が参集。一心に三部経を読み上げ、修行に励んだ。終了後、法座が行われ、参加者は寒修行を通しての功徳や気づきを発表し合った。この後、会員手づくりのおしるこが振る舞われた。

参加者の女性会員(70)は、「10日間、休むことなく、元気に参加できたことに感謝の思いでいっぱいです。今年、旭川教会は発足60年を迎えます。家族との和を大切にし、周りの人に感謝しながら、手どり・導きを頑張ろうと決意しました」と語った。

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