六花の会 第1回「代表世話人会」 仏教経営者塾の充実や推進の方策などについて検討

「六花の会」の第1回「代表世話人会」が事務庁舎で開かれ、役員が選出された

仏教精神を経営に生かすためのネットワーク「六花(りっか)の会」の第1回「代表世話人会」が昨年12月14日、事務庁舎で行われた。立正佼成会の各支教区や教会で実施されている「仏教経営者塾」の世話人から選出された代表者、教団役職者ら35人が参加した。

当日は、同会の役員が選出され、共同推進責任者に佐藤益弘常務理事と荒川教会の男性会員(68)が就任。同副責任者には中村憲一郎参務(京都教会長)、出射優行東京西支教区長、大宮教会の男性会員(65)、杉並教会の男性会員(62)が就いた。また、國富敬二理事長が顧問を務める。

代表世話人会の役割についても話し合われ、教団本部や各仏教経営者塾の連絡や調整、情報共有を担うことなどが確認された。このほか、六花の会のウェブサイトや無料通信アプリを活用した交流と情報交換の促進、仏教経営者塾の充実や推進の方策などについて検討された。

続いて11人の代表世話人がそれぞれの仏教経営者塾の取り組みを報告。徳島教会では、個人経営や企業の後継者などを対象に同塾開催の準備を進めていることが紹介された。東北支教区では、昨年2回開催され、今後は本会の会員以外の経営者にも参加を促す方針であることが発表された。

この後の意見交換会では、六花の会が編纂(へんさん)した『庭野日敬 経営者心得帖』のさらなる活用方法、仏教精神に根ざした経営の後継者育成の重要性などが議論された。

共同推進責任者に就いた荒川教会の男性会員は、「塾に参加する皆さんと共に、開祖さまの教えをより深く学び、経営に生かし、これまで以上に社会で貢献できるように。そして、六花の会を通して仏教精神を生かした経営の輪が広がっていくことを願い、役を務めさせて頂きます」と抱負を語った。