本会の万灯を小湊誕生寺に寄進 奉納式で川端理事長があいさつ

奉納式であいさつに立つ川端理事長。参集した会員らを前に、菩薩行の実践を促した

五重の塔を模した立正佼成会の万灯を、日蓮宗大本山小湊誕生寺(千葉・鴨川市)に寄進する奉納式が2月12日、同寺祖師堂で行われた。

万灯は、総ひのき造りで高さは4メートル、屋根の上には金色の九輪がそびえる。これまで、本部施設に展示され、多くの会員から親しまれてきた。「日蓮聖人御降誕800年」(2021年)を迎えるに際し、今回、交流のある誕生寺に寄進されることになった。

奉納式には、川端健之理事長、千葉支教区の教会長、会員約350人が参列した。読経、奉告文の奏上の後、石川日命貫首があいさつ。本会からの寄進に謝意を表し、「南無の心は、思いやりにほかなりません。共に手を携えて、明るい世の中をつくってまいりましょう」と述べた。

小湊誕生寺に寄進された万灯

次いで川端理事長が、本会は草創期から誕生寺と親交を深めていることや、千葉支教区の会員らが同寺のお会式に毎年参加していることを紹介。「法華経に示された人間の生き方をしっかりと学ばせて頂き、明るく、素晴らしい人生を送ることが日蓮聖人へのご恩返しだと思います」と結んだ。