終戦から74年 各地で宗教者による慰霊式
終戦から74年を迎え、戦争で大きな被害を受けた広島、長崎、沖縄では宗教者による慰霊式典が行われ、立正佼成会会員も参加した。参列者たちは戦争犠牲者に哀悼の誠を捧げるとともに、世界平和の実現に向け、非戦の誓いを新たにした。
広島教会が教会道場で「広島原爆殉難犠牲者慰霊式典」
原爆投下から74回目の「原爆の日」を迎えた8月6日、広島教会は教会道場で「広島原爆殉難犠牲者慰霊式典」を厳修し、会員236人が参集した。
式典では、読経供養に続き、原爆が投下された当時の様子をまとめた映像作品が上映された。
次いで、被爆体験を伝承するNPO法人「ヒロシマ宗教協力平和センター」(HRCP)のメンバーの女性(79)=広島教会=が講演。爆心地から1.5キロの自宅で被爆した体験を紹介し、原爆の悲惨さと平和の尊さを伝えた。
また、これに先立つ同日早朝には、広島平和記念公園内の原爆供養塔前で、広島戦災供養会主催の「原爆死没者慰霊行事」が営まれた。本会から齋藤高市国際伝道部部長、原章雄中国支教区長(広島教会長)、長崎県宗教者懇話会会長を務める久井快哲佐世保教会長が参列。諸宗教の代表者と共に、世界の恒久平和を祈念した。