本会と聖エジディオ共同体の協働事業「My TEDORI」プロジェクト メンバーらが活動報告会
アフリカの貧困問題の解消を目的に、立正佼成会とカトリックの在家運動体である聖エジディオ共同体(本部・ローマ)との協働プロジェクト「My TEDORI,My AFRICA チャレンジ!!」が一昨年から実施されている。活動を周知するため、同プロジェクトのメンバーである本部職員と会員有志が7月20日、本会の第二団参会館(東京・杉並区)で宿泊者を対象に報告会を行った。
報告会ではメンバーの一人である豊田教会女性会員(24)が、アフリカ・マラウイを中心に同プロジェクトが進めるHIV陽性者の治療、母子感染の予防、出生登録の推進といった活動を紹介した。
その中で、今年3月にアフリカ東南部を襲ったサイクロンの被害に触れ、災害時に子供が親とはぐれたり孤児になったりすると、身元証明ができないため、社会保障が受けられないことや、人身売買の被害に遭う危険性があると指摘。こうした事態を防ぐためにも、出生登録の大切さを強調した。
報告会に参加した富山教会男性会員(61)は、「『アフリカへ毛布をおくる運動』を通してアフリカの窮状を学んできましたが、現地ではさまざまな問題があるのだと改めて知りました。日本にいてできることは少ないですが、今日聞いた話を周囲の人に伝えていきたい」と語った。