盂蘭盆会が大聖堂はじめ各教会で 庭野会長が法話 向上心の大切さを説く 

法話を述べる庭野会長

先祖の霊に追善回向の誠を捧げるとともに、さらなる菩薩行実践の誓いを新たにする「盂蘭盆会(うらぼんえ)」が7月15日、大聖堂(東京・杉並区)はじめ全国各教会で挙行された。大聖堂には会員約3400人が参集した。

式典では、青年女子部員20人による花や灯明などを供える奉献の儀に続き、読経供養。導師をつとめた庭野光祥次代会長と「教師」資格者256人が戒名を奉読し、庭野日鑛会長の回向文を光祥次代会長が奏上して、焼香を行った。

次いで、佐渡教会支部長(66)が体験説法を行った。舅(しゅうと)との関係に悩んだことから法縁に触れた支部長は、2年前に脳梗塞を患ったことを機に人生を振り返る中で、夫やサンガ(教えの仲間)など多くの人の支えに気づき、感謝の思いを深めた体験を述懐。サンガとの触れ合いを通じ、舅は自分自身を信仰の道へと導く「仏の化身」と受けとめられた喜びを発表した。

さらに、布教先で会員の話を親身に聞く中で、自らの病は相手の苦しい心を理解し、寄り添うための仏のはからいだと思えた心境を紹介。信仰心を深め、さらに菩薩行に邁進(まいしん)することを誓った。

焼香後、法話に立った庭野会長は、輪廻転生(りんねてんしょう)の意味合いに言及。人間が何度も生まれ変わる目的は、肉体的な体験を通じて魂を成長させるためであり、成長とは物事の見方、捉え方を進歩させていくことと説いた。

さらに、「刹那主義」に触れ、この思想は本来、過去や未来にとらわれず、今の一瞬一瞬を大事に生きるという考え方であると説明。日常生活で、日々繰り返されるつとめなどを惰性でこなすのではなく、一所懸命に取り組み、新たな気づきや学びを得て自らを高める努力の大切さを強調した。その上で、常に前向きな姿勢で向上心を持ち、「ものの捉え方、考え方を進歩させていくことが私たちの使命」と述べた。