西日本豪雨から1年 中国支教区・各教会で慰霊供養を厳修
各教会で犠牲者を追悼
各教会でも慰霊法要が営まれた。大規模な浸水被害が発生した岡山・倉敷市真備(まび)町を包括する倉敷教会では6日、教会道場で「西日本豪雨犠牲者慰霊供養」が執り行われた。会員170人が参集し、少年部員による献灯献花、読経供養を通して犠牲者の冥福を祈った。さらに、壮年部による防災対策ミニ講座を開き、「3日分の水や食料、防災グッズを備蓄すること」「避難場所や連絡方法を家族で確認しておくこと」などを紹介。日頃の備えの大切さを全員で共有した。また、この日、広島教会でも慰霊供養が行われた。
翌7日には、尾道教会が教会道場をはじめ因島(いんのしま)、竹原の両地域道場で「西日本豪雨災害一周忌法要」を厳修。計78人が参集した。教会道場では読経供養の中で回向文が奏上された。この後、支部別にかみしめ法座が開かれ、会員たちは当時の被害状況、避難生活の様子など1年間の歩みを語り合った。
自宅が床下浸水に見舞われた支部長(55)は、「昨年の今ごろは避難所にいたのを思い出し、この1年間、サンガや自衛隊員など多くの方に支えられてきたことに、改めて感謝が湧きました。会員の中には、今も自宅の修繕が終わっていない方がいます。これからも教えを支えにサンガと力を合わせながら、前向きに生きていきたい」と語った。
なお、宇和島教会では、14日午前に教会道場で行う「盂蘭盆会(うらぼんえ)」で犠牲者を追悼する。
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