ウィーンでの国際会議で光祥次代会長がスピーチ 宗教協力から「人類の連帯」掲げ

当日の会議では冒頭、アリエフ大統領の歓迎のあいさつ(代読)が紹介され、オーストリア政府代表やKAICIIDのファイサル・ムアンマル事務総長らに続いて光祥次代会長がスピーチを行った。

この中で、光祥次代会長は、1994年に始まった本会の小学生、中学生とその保護者による「親子で取り組むゆめポッケ」を取り上げ、これを通じたアゼルバイジャンとのつながりに言及。この活動では、2004年から13年まで同国の子供たちに計3万4351個のゆめポッケが届けられ、自身も、わが子と一緒にゆめポッケを作り、手にする子供たちの幸せや平和を祈るメッセージ、友情を示す絵を添えて送ったことを紹介した。また、本会会員の親子56組が同国を訪ね、子供たちに直接、ゆめポッケを手渡したことも報告した。

その上で、「この経験によって未来を生きる子供たちが、共に生きる他者の苦しみを感じ、『そのために実際に行動すること』『あらゆる人々の間の懸け橋になること』『自らの宗教的、文化的価値観を深め、同時にその違いを超えた連帯を育むこと』が実現可能であると確信してくれるものと信じています」と語り、つながり合う大切さを強調した。

この後、四つの全体会合が開かれ、テーマや大会の目的に沿った講演を基に協議が重ねられた。

なお、光祥次代会長は18日にKAICIID理事会、20日に世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会の会議に出席した。