諸宗教間対話組織の代表と本会青年が交流 KAICIID事務総長、WCRP/RfP国際委事務総長らが出席

続いて、参加者によるグループ討議が行われ、日常での「対話」の意味や、対話する上での課題などが話し合われた。

討議内容の発表を受け、ムハンマド・アブニムル博士(KAICIIDシニア・アドバイザー)を進行役に、ゲストがコメントした。

アブニムル博士

この中で、対話のポイントとして、先入観をなくすこと、自分の気持ちを正直に相手に伝えることなどが挙げられたほか、協働することで互いの理解が深まることが示された。また、対話と会話の違い、対話の場としての「法座」の役割などにも話が及んだ。

コメントの中で光祥次代会長は、普段スーパーマーケットで買い物をする時、レジでは険しい表情の店員の列に並んで自分から明るく話し掛けるなど、身近なところでのあいさつや声掛けを心がけていることを紹介。そうした身近な実践の積み重ねが、人と対話したりコミュニケーションを取ったりする時の勇気のもとになっていると語った。

また、人に対して固定観念を抱く自分を乗り越えたい、相手の考えを知りたいという思いも対話の原動力になっていると話し、「今の私は、これまでの全ての出会いによって育まれています。ですから、そうした出会いや対話、会話をより豊かなものにしていきたい」と述べた。

この後、お茶会が開かれ、宗教者と参加者が懇親を深めた。