いのちの尊さ見つめ「降誕会」 庭野会長 物事を感謝で受けとめる大切さ説く
釈尊の生誕を祝い、いのちの尊さをかみしめる「降誕会」が4月8日、大聖堂(東京・杉並区)はじめ各教会で行われた。大聖堂には立正佼成会の会員約3900人が参集。法話に立った庭野日鑛会長は、幸せの本質は物事を感謝で受けとめるところにあると説き示した。式典の様子は各教会にインターネットで中継された。
大聖堂の式典では、庭野光祥次代会長を導師に読経供養。この中で光祥次代会長が庭野会長の啓白文を奏上し、灌仏(かんぶつ)を行った。
次いで、稚児総代の二人が「稚児讃歎(さんだん)文」を奏上した。
二人はこの中で、釈尊の降誕に感謝を表し、衆生救済の生涯をたたえた。また、佼成育子園の園児たちが「きれいなお花」の曲に合わせて遊戯を演じ、会場を沸かせた。
この後、会員を代表して浜北教会の青年婦人部長(40)が体験説法。次女が低体重児(684グラム)で生まれたことや、知人を導き、一緒に知人の両親のご供養をさせてもらった体験などを語り、真剣にいのちに向き合う有り難い機会だったと振り返った。
また、教会長の講話をきっかけに、全てのいのちは仏と同じ一つのいのちと受けとめられ、誰もがかけがえのない存在であり、自分自身もまたその中で生かされていることに感謝できたと述懐。青年婦人部長として、いのちの尊さを伝える触れ合いを続けながら、感謝と菩薩行のできる仲間づくりに努めることを誓った。
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