開祖記念館で「語り部」始まる 第1回は酒井元理事長が講演

今年の「語り部~『開祖さま・脇祖さま』を語る」(全7回)の第1回が3月4日、立正佼成会の開祖記念館中央シンボルプラザ(東京・杉並区)で行われた。本部参拝の「宿泊行程」のプログラムの一環で、庭野日敬開祖、長沼妙佼脇祖の姿を知る教団や事業体の元役職者の講演を通し、その人柄や信仰観を顕彰して参加者と分かち合うもの。今回は、酒井教雄教団元理事長が講演し、会員約150人が耳を傾けた。

酒井元理事長

酒井氏は、教団理事長だった当時、病気療養中の庭野開祖が最後に大聖堂の聖壇に登壇した「創立61周年記念式典」でのエピソードを紹介。庭野開祖が式典に臨むに当たって、会員に元気な姿を見せたいと、佼成病院で花束を受け取る練習をしていたことに触れ、「常に信者さんが喜ぶことを考えておられた」と述懐した。その上で、庭野開祖の教団創立の願いに言及し、一人ひとりが法華経に沿って人々の幸せのために尽くす大切さを語った。