開祖記念館企画展示「お釈迦さまを支えた在家信者たち」スタート 庭野会長が観覧

開祖記念館企画展示「お釈迦さまを支えた在家信者たち」(主催=中央学術研究所開祖顕彰資料室、協力=法相宗大本山薬師寺、公益財団法人中村晋也美術館、日本ペンクラブ会員の益田晴代氏など)が3月4日、立正佼成会の法輪閣特別展示室(東京・杉並区)でスタートした。開催にあたり、庭野日鑛会長が会場を訪れ、展示内容を観覧した。

同企画展示は、本会中央学術研究所の委託を受け、森章司東洋大学名誉教授の研究チームが1992年から取り組んできた「釈尊伝研究」の研究成果を踏まえて開催されるもの。今回はその中から主に釈尊在世当時の在家信者に関する内容が展示される。

具体的には、釈尊ゆかりの在家信者10人の人生やエピソード、旧跡などを写真や絵、解説文で紹介。それぞれに関する研究論文も展示される。最初の女性出家修行者となった釈尊の養母・マハーパジャーパティー・ゴータミーや、仏教を保護したマガダ国のビンビサーラ王、釈尊の侍医・ジーヴァカ(耆婆=ぎば)などの人物像に触れることができる。

庭野会長は、森名誉教授の説明を受けながら興味深く展示品に見入った

また、『庭野開祖と歩む~本会創立から国内布教拡大へ~』と題し、本部施設の変遷や、庭野日敬開祖と共に布教活動に励み、教団を支えてきた会員たちの姿が写真で紹介される。

さらに、彫刻家で文化勲章受章者の中村晋也氏が制作し、奈良市の薬師寺西塔に奉納されている釈迦八相像の果相(成道・転法輪・涅槃=ねはん・分舎利)の中から「分舎利」のオリジナル像を展示。作品を通して、在家信者の手で執り行われた釈尊の葬儀の様子を見ることができる。

今年は庭野開祖のテンプルトン賞受賞(1979年)から40年にあたり、当時、庭野開祖が揮ごうした書き初め五幅も展示された。

このほか、100分の1スケールで再現される「普門館模型」が4月以降に展示される予定。

3月4日、会場を訪れた庭野会長は、森名誉教授などの案内で展示品を興味深く見学。研究成果に対して賛辞を贈ると、森名誉教授は本会の長年の支援に謝意を表した。
同企画展示は12月15日まで開催される。

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法輪閣特別展示室へは、法輪閣1階庭園側にある入口から。開館日時は開祖記念館ウェブサイトで確認するか、電話でお問い合わせください。
https://kaisokinenkan.jp/memorial/schedule/
TEL 03(5341)1004