WCRP/RfP日本委 第27回理事会・第17回評議員会議案説明会 第10回世界大会に向け協議

次いで報告事項に移り、法人業務や国際事業、特別事業部門(タスクフォース)、常設機関から今後の予定や取り組みが説明された。

この中で、核兵器禁止条約批准タスクフォースからは、昨年に同日本委と日本パグウォッシュ会議、明治学院大学国際平和研究所(PRIME)が共催した連続講座「核の脅威削減に向けて」(全4回)の内容が報告された。同講座は今後も継続する。また、気候変動タスクフォースは、地球温暖化対策を目的に、2017年から埼玉・所沢市内で行う「いのちの森づくりプロジェクト」の現状に触れ、植林活動のほか、植樹祭やタケノコ掘りなどの実施を予定していると説明した。

和解の教育タスクフォースは、一昨年から2年にわたって実施した「平和と和解のためのファシリテーター養成セミナー」(全8回)の成果を報告。難民問題タスクフォースからは、同日本委が一昨年から認定NPO法人「難民支援協会」(JAR)と行っている共同事業「民間主導によるシリア難民の留学生受け入れ事業」について発表があり、今春、新たに3人の留学生を受け入れることが伝えられた。

一方、東日本大震災復興タスクフォースは、今年度での活動終了を発表。西日本豪雨復興タスクフォースからは、新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会)と協働で、「平成30年7月豪雨」の被災地である愛媛・西予(せいよ)市と広島・三原市で行った復興支援活動を紹介した。