WCRP/RfP日本委 新理事長に日本聖公会の植松誠首座主教 来年にドイツで世界大会も発表

杉谷理事長(写真左)の後任に、日本聖公会の植松師が選任された

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会は9月28日、立正佼成会の京都普門館(京都市)で記者会見を開き、同日に行われた「第26回理事会」の席上、新理事長に日本聖公会の植松誠首座主教(66)が選任されたことを発表した。また、来年8月にドイツで「第10回WCRP世界大会」が行われることが発表された。

記者会見には、杉谷義純理事長(75)=天台宗・妙法院門跡門主、植松新理事長、國富敬二事務局長(立正佼成会理事)、和田惠久巳総務部長が出席。一般紙、宗教専門紙の記者14人(11紙)が取材に当たった。

冒頭、國富事務局長が、任期満了に伴う今回の役員改選について説明。杉谷理事長の後を受け、植松師が満場一致で新理事長に選任されたことを報告した。

続いて杉谷理事長が退任のあいさつを行った。この中で、同日本委の公益財団法人への移行や、2013年にオーストリア・ウィーンで開催された「第9回WCRP世界大会」への参画など3期6年の在任中に行った取り組みを振り返った。在任中の印象深い活動として、核兵器廃絶に向けて積極的に取り組んだことを挙げ、「新たな理事長のもとで新しい知見を頂き、WCRPの活動をより活性化させて頂きたい」と胸中を語った。

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