共に生きる世界へ 「一食ユニセフ募金」各地で

会員の声 全てがつながり合う世界――友の力に

緊張しながらも大声で呼び掛け (厚木教会会員=11歳、小学6年女子)

病気になっても病院に行けず、薬もない。このような生活をしている子どもたちがいることを、ユニセフ募金を通して知りました。薬局で働く親類が身近にいる私にとっては、そうした子どもたちが多くいることに驚き、悲しくなりました。毎回、最初は緊張する募金ですが、いつの間にか仲間につられて大きな声で呼び掛けています。通り過ぎてしまう人も多いですが、「頑張って」と言いながら寄付してくれる人もいて、そんな時はうれしく「もっと頑張ろう」という気持ちになります。薬剤師になり、病気で苦しんでいる人に寄り添うことが夢です。今年も募金に立ち、世界の人たちの力になりたいと思います。

争いがなくなるように (茂原教会会員=13歳、中学1年男子)

小学2年生の時、初めて両親と一緒に「一食ユニセフ募金」の活動に参加しました。街頭募金に立ち始めて2、3年は恥ずかしい思いがありましたが、募金の意義を知ってからは、<海外の人たちの役に立ちたい>と思えるようになりました。募金の呼び掛けに立ち止まって協力してくれる人たちの気持ちがうれしくて、感謝の思いも湧いてきます。学校では、明るいあいさつと優しい声掛けを心がけています。小さなことですが、争いのない世界につながるとも思っています。大変な生活をしている世界の人を思いながら、今年も街頭募金に参加します。

地域の人の姿勢に教えられ (足立教会会員=38歳男性)

母に連れられ、幼い頃からユニセフ募金に参加していた私が、積極的に関わり始めたのは2001年、大学生の時にアフガニスタン難民を支援する街頭募金に立った時からです。駅前で募金を呼び掛けている時、「自分の生活さえ大変なのに、なぜよその国の人のために支援をするのか」と聞かれたことがありました。「困っている人がいれば、国が違っていても助け合うことが大切だと思います」と答えたところ、その人は家にお金を取りに帰ってまで寄付してくれました。地域の人と共に菩薩行ができる。それが「一食ユニセフ募金」です。その喜びが私の原動力です。