共に生きる世界へ 「一食ユニセフ募金」各地で

4月28日、JR蒲田駅前で行われた、大田教会の街頭募金活動

「一食(いちじき)ユニセフ募金」のキャンペーン期間(4月1日~6月30日)がスタートし、1カ月が過ぎた。4月末からのゴールデンウィーク中を利用し、街頭募金に取り組んだ教会も多かった。今年は、立正佼成会とユニセフ(国連児童基金)がパートナー関係を結んで40年目にあたる。市民から寄せられた浄財は、リベリア、シエラレオネ、グアテマラでユニセフが行っているプロジェクトに充てられる。浄財の拠出先の一つであるユニセフ・グアテマラ事務所のマリア・クラウディア・サンティゾさんのメッセージと、「一食ユニセフ募金」に取り組んできた会員の声を紹介する。

「一食を捧げる運動」の精神を一人でも多くの市民に理解してもらうため、世界の人々の平和、幸せを願って行動する仲間を増やしていきたいとの願いをもとに行われている。ユニセフと本会のパートナーシップ事業は、紛争や貧困に苦しむ子どもたちを守るため国際児童年にあたる1979年からスタートした。これまでに街頭募金やチャリティーバザーなどさまざまな活動の中で市民から寄せられた浄財が支援に充てられてきた。現在は、リベリア、シエラレオネ、グアテマラの3カ国で、母親や子どもたちのこころとからだに栄養を注ぐプロジェクトが展開されている。

マリア・クラウディア・サンティゾさん

優しさあふれる地球を、みんなで
ユニセフ・グアテマラ事務所栄養担当官
マリア・クラウディア・サンティゾ

愛情と思いやり、そして多大なご支援を日本の多くの方から頂き、感謝いたします。皆さまからの浄財は、貧しい中で暮らす妊産婦や赤ちゃんを育てているお母さん、それから2歳までの子どもたちのために役立てられています。

グアテマラでは慢性栄養不良の子どもたちの数は5歳以下では約50%、2歳以下では約40%に上ります。これは世界で6番目に悪い数値です。その要因の一つに「不適切な食事」があります。グアテマラの場合、食べる物がないための栄養不良ではなく、昔からの習慣や間違った考え方によることが多く、その改善のためにお母さんたちの意識改革に取り組んでいます。具体的には「母乳育児の推進」「適切な離乳食の啓発」「食生活改善のための勉強会」などで、取り組み始めて6年になりますが、徐々に成果が表れてきています。

この世に生を享(う)けた小さないのちが、人生のはじめにいいスタートができるよう、住みよく、そして優しい地球を世界のみんなでつくるためサポートしてくださることを心から願っております。

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