教団創立80周年記念祝賀会 各界から約200人を招き

続いて、浄土真宗本願寺派の大谷光真前門、妙法院門跡の杉谷義純門主、円応教の深田充啓教主が祝辞。乾杯では発声に立った生田神社の加藤隆久名誉宮司が、本会の80周年を祝うとともに、諸宗教者が心一つに平和を祈る大切さを込めた歌を詠(よ)みあげた。

この後、庭野光祥次代会長を進行役に「信仰の喜び」に移り、三鷹教会青年婦人部長の女性(42)、八王子教会の男性会員(40)、荒川教会の壮年部長の男性(66)、島田華代・本会南多摩教会長が登壇。大きな苦しみに直面しながらも教えやサンガを支えとして歩んできた半生や、教えの実践として社会貢献活動に取り組む姿などを発表した。

東京佼成ウインドオーケストラの前田綾子氏によるフルート演奏の中、各テーブルで歓談の時間が持たれた後、公益財団法人・読売日本交響楽団の小林敬和理事長、妙智會教団の宮本惠司法嗣、臨済宗妙心寺派東光寺の宝積玄承住職、編集工学研究所の松岡正剛所長がスピーチ。4人の来賓は、光祥次代会長の進行に合わせ、庭野開祖との出会いやエピソード、本会の印象、宗教の役割などを語った。この中で小林理事長は、読売新聞の記者をしていた1986年当時、アジア宗教者平和会議(ACRP)で庭野開祖を取材し、誰に対しても笑顔をたたえている姿と懐の深さに魅力を感じたと述懐。また、地域や社会への貢献活動、宗教対話・協力を積極的に行い、メディアにもオープンな姿勢で臨んできたことも佼成会の特徴であるとし、今後のさらなる展開に期待を寄せた。

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