大和教団の開祖生誕百十年祭 川端理事長が出席
大和教団の「惟神道統百二十年 開祖様御生誕百十年祭」が12月3日、仙台市にある同教団本庁の大國神社で行われた。宗教を中心に各界からの招待者約270人が参加。立正佼成会から川端健之理事長、近藤雅則東日本教区長が出席した。
同教団は昭和32年、保積史子開祖により立教された。「神界・現界・霊界の三界の調和をもって、万物一切を生かす教えとして大衆の悩み苦しみを根底から救い導き、弥栄への道を樹立すること」を根本理念として、宗教活動を進めている。平成7年、保積秀胤・第2代教主が教統を継承した。
当日は祈祷殿で「奉告祭」が厳修された後、「記念式典」が行われた。席上、德川康久・靖国神社宮司、川端理事長、三宅光雄・金光教泉尾教会長、五條永教・金峯山修験本宗総本山金峯山寺執行長、深田惠子・円応教恵主が来賓祝辞に立った。
この中で、川端理事長は、庭野日鑛会長の「祝辞」を代読。同教団の慶事に対する祝意を伝えるとともに、新日本宗教団体連合会(新宗連)で、同26年から第7代理事長を務める保積教主の卓越したリーダーシップに深く敬意を表した。
また、同教団の名称にある「大和」には、「大いなる平和」「大いなる調和」との意味があり、これは「元来、わが国の古今を通ずる本願」と紹介。同教団が「大和の精神」による「祈りと感謝と奉仕の生活」を通じ、「日本の先人たちの悲願であった世界の永遠の平和の実現」に向けて歩み続けていることに触れ、同教団のさらなる発展を祈念した。