今年もクリスマスボウルの舞台へ 佼成学園アメフット部が関東地区で優勝

「第48回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会〈関東地区〉」の決勝が11月23日、東京・世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場で行われ、佼成学園高校アメリカンフットボール部「ロータス」が慶應義塾高校「ユニコーンズ」に21対14で勝利し、大会連覇を達成した。

10月に行われた東京都秋季大会で2年連続3回目の優勝を果たした同校は、都代表として今大会に出場。県立横浜栄高校、埼玉栄高校に勝利し、決勝へ進出していた。

試合は、第1クオーター最初の攻撃で、ランニングバックの森川竜偉選手(2年)のタッチダウンランで先制。続く第2クオーターは、相手陣内深くまで攻め込みながらも、追加点は得られず、7対0で前半を折り返した。

第3クオーターには、相手のパスをインターセプトして流れを引き寄せると、クオーターバックの野沢研選手(3年)からタイトエンドの大島則也選手(3年)に18ヤードのタッチダウンパスが通り、追加点を獲得。その後、相手に得点を許したものの、最終第4クオーターには、森川選手が相手ディフェンスラインをダイブして飛び越える、この日2本目となるタッチダウンを決めた。終始、相手をリードし、勝利を手にした。

同校は、12月23日に神奈川・川崎市の富士通スタジアム川崎で行われる「クリスマスボウル」に関東代表として出場し、日本一を懸けて関西大学第一高校(関西代表)と対戦する。

主将の影山元選手(3年)は、「相手の粘り強い攻撃を、佼成の団結力で守り抜き、勝つことができました。今年のクリスマスボウルはホームである関東での試合です。チーム一丸となって日本一をつかみたい」と意気込みを語った。

小林孝至監督は、「今日は主導権を握って試合を運べました。勝った瞬間から、次の試合は始まっています。選手たちには、しっかりと準備するよう伝えました。また、3年生にとっては最後の一戦です。皆さんの期待に応える試合をしたいと思います」と話した。

なお、大会では最優秀ラインマン賞に窪田弦太郎選手(3年)、最優秀バックス賞に森川選手が選ばれた。