2017年の「アフリカへ毛布をおくる運動」 2万7326枚がマラウイ、モザンビーク、コンゴ民主共和国へ

全国から寄せられた毛布は、病気や貧困に苦しむ人々に届けられる(協力=日本通運株式会社)

今年の「アフリカへ毛布をおくる運動」(主催・同運動推進委員会=立正佼成会も参画)の取り組みで全国から寄せられた毛布の総枚数と配付国がこのほど、同委員会から発表された。

全国から届いた毛布の総枚数は2万7326枚。1984年の開始から累計で414万4651枚に達した。現在、毛布は横浜市の本牧埠頭内の倉庫に集積され、輸送準備が進められている。

また、9月1日現在、毛布と併せて呼び掛けられた海外輸送協力金は2422万5004円に上る。なお協力金は年間を通じて受け付けている。

配付国については、同委員会が現地パートナー団体と連携し、支援の必要性や輸送ルートの安全性確保などを条件に検討を重ねてきた。その結果、HIV(エイズウイルス)感染率の高いマラウイ、モザンビークに加え、内戦終結後も東部地域で情勢不安が続くコンゴ民主共和国(旧ザイール)の計3カ国を配付先に選定した。

今後、毛布は船便でアフリカの各港に輸送され、現地パートナー団体を通して、HIV陽性者・エイズ患者や孤児、高齢者、障がい者のほか、自然災害の被災者らに優先的に配付される。

今年の毛布配付国、現地パートナー団体、配付枚数は次の通り。


◆マラウイ/マラウイ赤十字社(MRCS)=1万9200枚
◆モザンビーク/クリマ(KULIMA)=4916枚、共同体開発キリスト教協会(ACRIDEC)=1920枚
◆コンゴ民主共和国/日本コンゴ友好協会(JCFA)=1290枚