佼成出版社から新刊 『現代「神道」講座――寛容と共生のこころ』藤本頼生・著
本紙で連載した國學院大學・藤本頼生教授の寄稿が書籍になりました。
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本書は佼成新聞の連載「共生へ――現代に伝える神道のこころ」(2021年3月~23年3月)を加筆修正などして単行本化したものです。神道と日本神話との関係、自然や伝統文化など幅広いジャンルとの関わりを取り上げ、その「多面性」を明確にします。周知のように神道は、自然信仰と融合(習合)しており、日本人にとっていわば根源的存在(血・肉・骨)。それは祭り、習俗、儀礼として行われ、アニメの舞台となった神社が「聖地」となり「巡礼」が流行しています。また環境問題が語られるとき必ずと言っていいほど「鎮守の森の思想」や「式年遷宮」といった神道に関する言葉が取り上げられています。「個」の在り方が重要視される現代社会にあって、その「個」と「個」をつなぎ合わせる共同体の祈りを重要視してきた神道・神社の在り方、役割をいま一度見直すきっかけとなる一般向けの教養書です。
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『現代「神道」講座――寛容と共生のこころ』
藤本頼生著
佼成出版社
四六判・並製/260頁 定価1980円(本体1800円+税)
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