唯仏与仏(70) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

佼成会の草創期のころ、よく「郵便ポストが赤いのも、みんな私の懴悔です」などと、冗談まじりにいったものです。自分の「我(が)」をとるために、起きてきた問題をどこまでも「自分のこと」として受けとめて懴悔するのです。

懴悔するときに大切なことは、その「苦」と見える現象が、「自分中心の心によって起きたのではないか」と、かみしめてみることです。自分のものの見方や考え方、行動に誤りがないかを見つめてみるのです。

(『庭野日敬平成法話集2 我汝を軽しめず』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書141ページから)

※『庭野日敬平成法話選集2 我汝を軽しめず』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b511184.html