唯仏与仏(59) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

聞き上手の人は、相手の話すことの本質に耳を傾けられる人です。相手がこちらのためを思ってほんとうのことをいってくれるのですから、それをまっすぐに聞くとたちまちに、仏さまから大きなご守護がいただけるのです。それが、聞き上手の功徳です。

相手の話の本質に耳を傾けるというのは、相手の慈悲心から出る言葉を耳にとめるということです。それは、どんな言葉であっても、仏さまの大慈悲心が、その人の口をとおしてあらわれたものと受けとめることです。

(『庭野日敬平成法話集2 我汝を軽しめず』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書70ページから)

※『庭野日敬平成法話選集2 我汝を軽しめず』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b511184.html