唯仏与仏(49) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

人生のさまざまな経験を積み、知恵が身についてくると、その経験や知恵が逆に作用し、人に負けまいとしたり、ものごとを自分の思うように運びたいという気持ちが強くなったりして、正直で素直な心をおおい隠してしまうのです。

正直に生きるには、仏さまが教えてくださった「法」に随順(ずいじゅん)することです。仏さまの教えに随(したが)っていくと、人生に不安がなく、開けっぴろげで、正直に、堂々と生きていくことができます。

(『庭野日敬平成法話集2 我汝を軽しめず』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書26ページから)

※『庭野日敬平成法話選集2 我汝を軽しめず』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b511184.html