唯仏与仏(46) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

いつもお話しするように、「方便品(ほうべんぽん)」に、「我本誓願(われもとせいがん)を立(た)てて 一切(いっさい)の衆(しゅ)をして 我(わ)が如(ごと)く等(ひと)しくして異(ことな)ることなからしめんと欲(ほっ)しき」というお言葉があります。

「どうか、みんなが私のようになってほしい」というのが、仏さまの願いなのです。その願いにお報いするには、お釈迦(しゃか)さまがお説きくださった教えを行動の規範としていくことが、第一の要諦(ようたい)になります。

そして、「法」のとおりに生きていこうと決定(けつじょう)すると、まわりの人たちがすべて、仏になる道を歩んでいる人であることが見えてくるはずです。

(『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書268ページから)

※『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b358914.html