唯仏与仏(35) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話
人生の苦労を重ねた人は、人さまの苦しみを共感できる豊かな心の持ち主です。その意味では、法華経の教えは、苦労を重ねた人ほど身にしみこむのです。いま、苦悩を抱えているならば、その体験は必ず、人さまに喜びを分かち与える力に変わると信じてください。必ず、あなたと同じ苦悩をもつ人と出会い、相談相手にならせていただく日がくるはずです。苦難は、人さまを仏さまの教えに導く「万億(まんのく)の方便(ほうべん)」を身につけさせてくれるのです。
(『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書191ページから)
※『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b358914.html
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