唯仏与仏(26) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

最近は、大企業の経営者や幹部社員のあいだに法門を学ぶ人が増えるなど、社会的に仏教への関心が高まり、ボランティア人口も増加しています。これは、多くの人が心のなかに仏さまをお招きしているということですから、たいへん喜ばしいことです。

人さまの幸せを願う気持ちを、さらに、仏さまの「智慧(ちえ)」に気づき、「菩提心(ぼだいしん)」を起こしてもらうふれあいに広げていけば、学んだ法門やボランティア活動の知識や体験がより深まり、生かされていくと思います。そのためにも、怒りの心を抑え、人に善行を尽くす正しい行ないを続けて、いつも仏さまと一緒にいる気持ちを大切にしたいものです。

(『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書130ページから)

※『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b358914.html