唯仏与仏(15) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

心の扉を固く閉ざしていると、人さまの言動がことごとにその扉に突き当たって跳ね返っていきます。それでは相手の気持ちを受けとめられないだけでなく、相手も気分を害してしまうでしょう。

反対に、常に柔らかな心をもち、心の扉をおおらかに開いていると、人さまの言動も柔らかに心に入ってきて、どんなことでも善意に解釈できます。こちらが常に善意で接していけば、以心伝心ですから、相手も素直に善意を表に出してくれるようになります。そこに「和」が生まれるのです。

(『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書76ページから)

※『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b358914.html