内藤麻里子の文芸観察(62)
そういえば、新型コロナウイルス感染症が広がる前、鉄道会社の車庫などに侵入して列車に落書きする事件が相次いでいた。そんなことを思い出させてくれたのが、井上先斗(さきと)さんの『イッツ・ダ・ボム』(文藝春秋)だ。あの時、車体に書かれた文字などはグラフィティと言い、それを記した者をグラフィティライターと呼ぶのだそうだ。グラフィティを街中で目にしたこともおありだろう。斯界(しかい)のスターはバンクシーである。同書はグラフィティおよびグラフィティライターの進化系を描いた物語だ。
庭野会長が青梅練成道場で「稲刈り」に参加(動画あり)
立正佼成会の庭野日鑛会長は10月18日、青梅練成道場(東京・青梅市)を訪れ、学林の「稲刈り」に参加した。学林は5年前から、自然の中でいのちの尊厳に触れ、豊かな感性を具(そな)えるため、稲作に取り組んでいる。今年6月には庭野会長を迎えて「田植え祭」を実施した。
「庭野日敬師に学ぶ会」メンバーらが庭野会長と面会(動画あり)
立正佼成会の庭野日敬開祖の生誕地、新潟・十日町市の市民有志による「庭野日敬師に学ぶ会」のメンバーら18人が10月25日午前、教団本部を訪れた。このうち、「学ぶ会」の関口純夫会長、「東京十日町会」の春日寛会長ら7人が庭野日鑛会長と法輪閣「大和の間」で面会。本会から、齊藤佳佑教務部長が同席した。
社会参加型の宗教活動について考える 「教団付置研究所懇話会」第22回年次大会
精神疾患や自死の増加、非正規雇用の拡大に伴う不安が深刻化する社会に宗教者は何ができるのか――。こうした問題意識を踏まえ、立正佼成会中央学術研究所が加盟する「教団付置研究所懇話会」の第22回年次大会が10月29日、『社会参加型の宗教活動』をテーマに横浜市の孝道山本仏殿大黒堂会館で開かれた。24の研究機関から66人が参加。本会から同学術研究室の宇野哲弘室長、西康友主幹が出席した。
教皇のカトリック教会施政方針に大きな影響を与えた“解放の神学者”が逝去(海外通信・バチカン支局)
南米ペルーの首都リマで10月22日、第1回庭野平和賞を受賞したブラジルのヘルダー・ペソア・カマラ大司教(オリンダ・レシフェ大司教区)らと共に、「解放の神学」の祖師と呼ばれたグスタボ・グティエレス神父(ドミニコ会)が逝去した。96歳だった。
令和6年次「お会式・一乗まつり」 活気みなぎる行進を披露
令和6年次「お会式・一乗まつり」が10月20日、東京・杉並区の立正佼成会本部施設周辺で開催されました。今年のスローガンは『ダイナミックにいこうじゃないか!』。当日の様子を動画で紹介します。
令和6年次「お会式・一乗まつり」 爽やかな秋空の下 笑顔で行進
朝方の雨はすっかりやみ、爽やかな秋風が通りを吹き抜ける――。10月20日午後0時半、東京・杉並区の普門エリア。普門館から遷座された〈全ての衆生を慈しみ、安らぎと希望を与える〉聖観世音菩薩像を背に、法被姿の東村山教会青年男子部長(38)が力強く宣言する。
食から見た現代(11) 付き添いベッドで食べるディナー〈後編〉 文・石井光太(作家)
銀座の歌舞伎座の近くにオフィスを構える認定NPO法人「キープ・ママ・スマイリング」。前回は、ここが行っている子どもの入院に付き添う親へ送る「付き添い生活応援パック」の取り組みを見てきたが、今回はもう一つの中心的なプロジェクトである「ミールdeスマイリング」について紹介したい。