東日本大震災から12年 各教会で追悼の祈り 十三回忌の法要を厳修
2011年3月11日に東日本大震災が発生し、今年で12年が過ぎた。被災地域を包括する立正佼成会の各教会では3月11日を中心に、新型コロナウイルスの感染防止策を施して教会道場や地域の慰霊碑、浜辺などで十三回忌の法要を厳修。会員たちは犠牲者に思いを馳(は)せ、冥福を祈るとともに、復興への祈りを捧げた。
新宗連「結成70周年記念事業総括式典」
1951年に結成され、一昨年70周年を迎えた新日本宗教団体連合会(新宗連)の「結成70周年記念事業総括式典」が3月9日、兵庫・丹波市の円応教本部で開催され、新型コロナウイルス感染症対策を施した会場に新宗連役員や加盟教団代表者ら60人が参集した。さらに、式典の様子がインターネットの動画共有サイトを通じてライブ配信され、立正佼成会から新宗連顧問を務める庭野日鑛会長がオンラインで出席。同監事の國富敬二理事長、同理事の和田惠久巳総務部部長らが会場に駆けつけた。
「私たちの“発”」応援プログラム 『まずはやってみよう、悩んでみよう』 何ごとにも挑戦を
立正佼成会会員の「発菩提心」による実践と行動までの過程を、教会や教団本部がサポートする「私たちの“発”」応援プログラムが、今年も全国の教会を対象に実施される。同プログラムでは2018年の開始以来、「世の中の苦に分け入る」との願いで、貧困や孤独など人々が抱える苦悩に寄り添い、安心や希望につながる自発的な取り組みが展開されてきた。今回の実施にあたり、同プログラムの概要と併せて、昨年申請のあった29件の中から、本庄、静岡両教会の取り組みを紹介する。
好きなことを人生のパワーに 可能性を奪わない社会づくりが僕の夢 株式会社植松電機代表取締役・植松努氏
僕は今、北海道で会社をつくり、ロケット製作や宇宙開発などの事業を行っています。中学や高校の時の成績は悪かったのですが、母に将来の夢として、大好きなロケットを作りたいと話した時、無理だとも、頑張れとも言われずに、「思うは招くだよ」という言葉をかけられました。これが後押しとなり、大好きなことのための勉強を頑張れば、夢は形になると考えるようになりました。大好きなことこそ人生のパワーになる。夢があればなんでもできます。
バチカンから見た世界(134) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
教皇選出10周年記念日
3月13日、ローマ教皇フランシスコの選出から10周年の記念日を迎えた。バチカン市国内では祝日とされていたが、教皇自身は居所で側近の枢機卿たちとミサを挙げただけだった。誕生日を含めて、私的な事柄に関する祝い事をしない教皇なのだ。