「イタリア大統領らがイランでの抗議運動者に対する死刑執行を非難」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

イタリア大統領らがイランでの抗議運動者に対する死刑執行を非難

イタリアのセルジョ・マッタレッラ大統領は1月11日、イランの駐イタリア新任大使であるモハマド・レツァ・サブーリ氏から信任状を提出された時、イタリアが尊重する関係国とその制度には「人権侵害という超えられない限界がある」と発言した。さらに、イタリア政府と大統領自身が「イランで続く政府への抗議運動に対する野蛮な抑圧、多くの抗議運動者に対する死刑の執行、不当な拘束への弾劾を表明」し、「民衆の蜂起に対する暴力を即刻、停止するように」とのメッセージを、イラン政府に向けて発信した。イタリア大統領府は同日、同大統領の発言を公式声明文として発表した。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(70) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

寿げない新年

今年ほど、「あけましておめでとうございます」と言って新春を寿(ことほ)ぎたいと思ったことはない。なぜなら、当然に思っていたその祝辞を素直に言うことができないからだ。

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忘れられた日本人――フィリピン残留日本人二世(6) 写真・文 猪俣典弘

「世界で最も美しい島」パラワンに残留した日本人の末裔たち

パラワン島に刻まれた虐殺の歴史

世界で最も美しい島と評されるフィリピンのパラワン島。南北400キロにわたる細長いこの島は、大自然が手つかずの姿で残ることから“フィリピン最後の秘境”と称され、世界中から観光客が訪れます。しかし、この美しい島には悲しい虐殺の歴史があり、戦後長らく多くの残留日本人二世たちが無国籍のまま取り残されていたことは、近年までほとんど明かされませんでした。

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立正佼成会 庭野日鑛会長 12月の法話から

昨年12月に大聖堂で行われた式典から、庭野日鑛会長の法話を抜粋しました。(文責在編集部)

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