「『質素なクリスマスを』と呼びかけるキリスト教指導者」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
「質素なクリスマスを」と呼びかけるキリスト教指導者
今年も間もなくクリスマスを迎える。キリスト教徒にとっては、キリストの降誕を祝う喜ばしい日だが、戦地でクリスマスを迎える信徒たちは、砲撃、ミサイル、空爆の轟音(ごうおん)におびえ、飢餓に苦しみ、寒さに震えている。
おうちでハンドメイド 心のこもった“贈り物”を(動画あり)
新型コロナウイルス感染症が流行して3年が経った今も、マスクの着用やソーシャルディスタンスの確保など対面でのコミュニケーションが制限され続けています。サンガ(教えの仲間)の喜びや悲しみを一緒に感じたい、離れて暮らす家族に感謝を伝えたい――。たとえ直接会えなくても、多くの人が、相手の心に寄り添い、絆を深めたいと願っているのではないでしょうか。そこで今回、大切な人に思いを伝える“お手伝い”ツールとして、100円ショップなどで購入できる材料を使って作るハーバリウム、スノードーム、ブックカバー(B6判、法華三部経・訓読=大=用)の作り方を紹介します。家族や友人、サンガに心のこもった贈り物をしてみてはいかがでしょう。
利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(69) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)
政治的混乱
安倍晋三元首相の国葬が終わってからも、政治の混乱が続いている。政権の支持は続落し、相次いで三人の閣僚が辞任した。一人目の経済再生担当大臣はカルト的宗教との密接な関係が露呈した。二人目の法務大臣は、死刑という人の生死の与奪の権を握っているにもかかわらず、生命の重みに対する識見のなさが指弾された。三人目の総務大臣は、政治資金を所轄する責任者であるにもかかわらず、自らの政治資金問題が次々と露呈した。これらに見られるのは、政治的汚濁そのものだ。
忘れられた日本人――フィリピン残留日本人二世(5) 写真・文 猪俣典弘
「助けて」と言える社会は、「つながる力」のある社会
国民の約90%がキリスト教徒であるフィリピン
フィリピンでは国民の約9割がキリスト教徒のため、クリスマスを喜びに満ちた特別な日と受けとめます。イエス・キリストという大いなるプレゼントが世界にもたらされたことをみんなで祝い、喜びを分かち合う――この「分かち合い」の精神こそが、フィリピン社会の底力となっているのです。