菅沼子ども村 庭野開祖、庭野会長の少年時代を追体験

立正佼成会の庭野日敬開祖の生誕120年を迎える今年も、生誕地である新潟県十日町市菅沼で「菅沼子ども村」(青年ネットワークグループ主管)が開催される。庭野開祖、庭野日鑛会長の幼少年期の追体験を通して豊かな心を育むことを願って実施され、3月14、15の両日には、沼田教会の少年部員ら17人が訪れた。

14日、少年部員たちはそり遊びやかまくらづくりを通して雪遊びを満喫。夕食では、同地の郷土料理である菅沼汁などを皆で作った。引率者のTさん(64)は、「教会とはまた違った仲良しな姿が見られてうれしいです。菅沼での追体験を通じて、何事にも一緒に取り組むことで、仲間がいるありがたさや温かさを感じてほしい」と話した。

翌15日には、庭野開祖「ご生家」での読経供養後、「子安観音団子まき」が行われた。前日に米粉で作ったウズラの卵大の「釈迦だんご」が子安観音堂の屋根から投げられると、子どもたちは歓声を上げて拾い集めた。「釈迦だんご」は、子どもが無事に生まれ、健康に育つことを願い、母親が作ってまいた団子を子どもに食べさせることで、わが子が健やかに成長するという言い伝えがある。少年部員はまかれた団子をその場で食べたり、「帰ってきな粉の団子にして食べたい」と語ったりして、菅沼に受け継がれてきた伝統文化を体感し、楽しんだ。

庭野開祖ご生家での読経供養

「菅沼めぐり」では、庭野開祖が通学途中の寺社を毎日参拝していた話を青年教務員から聞き、その姿に倣《なら》って諏訪神社や大日如来などで手を合わせた。Yさん(10)は「開祖さまの生まれ育った家を見て回れて楽しかった」と、2日間の体験を振り返った。

今後、子ども村は7月に、参加する支教区・教会が主体となるプログラムや伝統行事などを予定。8月には菅沼に多くの青少年が訪れ、学びと成長の時間を過ごせる場となるよう、新たな形で開発したいと主管部署は意気込みを語った。

雪道を歩き、庭野開祖のゆかりの地を巡った。