聖エジディオ共同体ペコラーリ氏 来会 光祥次代会長と面会

ペコラーリ氏と光祥次代会長

聖エジディオ共同体(カトリックの在家運動体、本部・ローマ)のフランチェスコ・ペコラーリ氏が2月25日、立正佼成会本部を訪れ、庭野光祥次代会長と面会した。

ペコラーリ氏は、宗教間対話や国際協力に焦点を当てたハイレベル会合の企画・運営において、15年以上の経験を有する。現在は、同共同体の「人々と宗教」の事務局長代理を務める。この日は、同共同体がアッシジの精神に基づいて毎年開催し、今年40周年を迎える「世界宗教者平和のための祈りの集い」への招待を伝えるため、本会を訪れた。

エジディオと本会がアフリカで行う合同プロジェクトへの思いなどを語るペコラーリ氏

約1時間にわたって行われた懇談では、4年が経過したウクライナ戦争や、アフリカ、中東などで頻発する紛争などについて議論を交わした。

この中で光祥次代会長は、世界に山積する諸課題に対し、宗教者のリーダーシップが弱いように思うと語り、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)が誕生した約50年前に比べて、諸宗教対話・協力が一般的になったものの、一方でさまざまなリーダーシップ(団体や組織)が生まれたことで力が分散してしまっていると指摘。その上で、これらのリーダーシップをいかに協働へとつなげていけるかが一番の課題意識であると伝えた。

宗教者として世界に広がる対立や分断とどう向き合うべきか。熱心に意見を交わした

これに対し、ペコラーリ氏は、前ローマ教皇フランシスコの言葉として、会議を開くこと以上に、参加者同士が互いに目を見て、冗談を言い合いながら、兄弟姉妹になっていくことが大切と語った。また、以前に聞いた光祥次代会長のメッセージで、仏教の「中道」の可能性に感銘を受けたと紹介。情熱と閉塞(へいそく)感を抱えながら、「私たち(宗教者)は、戦う人々と対立によって苦しむ人々の間に立ち続け、人々をつなぐ存在として平和(中道)を模索していくしかない」と述べ、世界中の苦しむ人々が「私たちを待っています。共に歩んでいきましょう」と呼びかけた。

光祥次代会長は「頑張りましょう」と笑顔で応えた。