「教団創立88周年記念式典」庭野会長が法話 (動画あり)

奉献の儀では、東京佼成ウインドオーケストラと佼成合唱団の「大空のように」に合わせ、灯明と花が献じられた

立正佼成会創立の精神をかみしめ、教えに出遇(であ)えた喜びを次世代へと継承するためにさらなる修行精進を誓う「教団創立88周年記念式典」が3月5日、大聖堂(東京都杉並区)はじめ全国の教会で挙行された。

当日の様子(クリックして動画再生)

澄んだ青空が一面に広がる中、大聖堂には会員約1600人が参集した。式典は、東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)の序奏で開幕。全国青年女子部員代表20人による「奉献の儀」に続き、庭野光祥次代会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長が聖壇上で「啓白文」を奏上した。

熊野隆規理事長が本会発祥の地・修養道場であいさつする映像の上映後、教会役員功労者195人を代表して高崎教会のNさん(73)、会員特別功労者219人を代表して京都教会のOさん(79)に、庭野会長から感謝状と記念品が授与された。

功労者を代表して体験説法を行ったニューヨーク教会のMさん(81)は、24歳の時に日系二世の夫と結婚して姉夫婦の住む米国シカゴに移住し、姉妹で布教に励んだ当時を回想。1990年にシカゴ支部長を拝命した時、庭野日敬開祖から「言われたら『はい』と言って実行すると良い」という言葉をかけられ、それを胸に刻んでサンガと共に導き修行に取り組んできたと述べた。また、問題解決の方法論に偏りがちな英語での法座に葛藤していたが、当時の教会長に倣(なら)い話にじっと耳を傾けることで、「人は自分の気持ちを語る中で自らの心に気づいていく」と実感し、相手の本当の気持ちを大事にした触れ合いを重ねていると話した。

昨年12月に支部長を退任。精いっぱい役を務められたのは、2002年に他界した夫が支え続けてくれたからと感謝を述べ、「今後も支部や地域社会の役に立てるよう精進させて頂きます」と誓願した。

法話に立った庭野会長は、筑波大学名誉教授である故・村上和雄氏の言葉を紹介する形で、「ありがとう」を漢字で表すと「有り難う」となり、これは『法句経(ほっくぎょう)』の一節に由来すると説明。釈尊が弟子の阿難に説いたという「盲亀浮木(もうきふぼく)」の譬(たと)えに触れながら、人間として生まれてきたことは「何億年、何兆年に一度しかない稀(まれ)なこと」であると強調し、そうした意味で、「有り難う」という言葉を仏教では大切にしていると述べた。

さらに、食事をする時に言う「いただきます」は、「自分の命のために他の生物の命を頂いていることを食事のたびに意識し、感謝する言葉です」と言明し、動物や植物の生命を育む大自然に感謝を深めていく大切さを示した。

また、創立から88年が経つ宗教教団として、「いかにあるべきか」という問題意識を持ち、探究し続けてきていると説明。今後も会員と共に考えを深めていきたいと伝え、記念式典を機に、「教団創立百周年に向けて、法華経の精神は有り難いという気持ちを旺盛にして精進をしていくことが一番大事なことではないでしょうか」と語りかけた。

最後に、全会員の感謝を込め、奉献者代表2人が庭野会長夫妻に花束を贈呈した。 

東京西支教区 教団創立記念日祝し、人文字で「88」

普門エリアの芝生に浮かび上がる「88」の数字。教団創立記念日に先立つ2月23日、本会の創立と庭野日鑛会長の米寿を祝おうと、東京西支教区の青年部員ら144人が集い、呼吸を合わせて人文字を作った。

その様子をドローンで撮影した映像は、大聖堂での記念式典(3月5日)で上映され、祝賀ムードに花を添えた。

参加者の一人である港教会の学生部長(25)は、「会長先生には、長生きして頂きたいです。これからも、祖母、両親から受け継いだ教えを大切にして、学生部の仲間たちと一緒に成長していきます」と述べた。

写真提供・儀式行事グループ