WCRP国際委が諸宗教の祈りの集いを開催 光祥次代会長がビデオメッセージ

ビデオメッセージで開会あいさつを務める光祥次代会長(YouTubeの画面から)

世界は今、気候変動による深刻な環境破壊や、暴力的な紛争、経済格差や分断といった人道的緊急事態が加速している。こうした危機的状況を受け、本会も協力する世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会は昨年、持続可能で平和な未来を築くための新たなイニシアチブ「聖なる繁栄の分かち合い」を設立。諸宗教が持つ「聖なるもの」(真理)と信仰的経験に根ざした価値観を互いに尊重するための取り組みを続けている。

1月21日、同イニシアチブの精神をさらに深め、全ての人と地球の尊厳を守る責務を再確認することを目的に、WCRP/RfP国際委はオンラインで「聖なる繁栄の分かち合いに向けた諸宗教の祈りの集い」を開催。51カ国から165人の諸宗教指導者らが参集した。本会から、同国際共同議長を務める庭野光祥次代会長がビデオメッセージを通じて開会あいさつを務めた。

光祥次代会長はこの中で、いのちは孤立して存在するのではなく、相互の支え合いの中で生かされていると言明。法華経の薬草諭品に説かれる「三草二木の譬(たと)え」の一節を読み上げ、「姿や特性が異なっていても、全ての存在が同じ慈しみの雨によって支えられている尊い存在であることを教えている」と紹介した。

その上で、人間の真の豊かさは「慈雨の働き」を一人ひとりが果たそうとするときに実現されると明示。慈雨の精神とは悲しみや共感、赦(ゆる)し、思いやりであり、それぞれの信仰に深く根ざした原理であると述べ、「信仰と希望、神仏から与えられた深い人間性のもとに、共に歩んでいくことができますよう」と祈りを捧げた。

この後、WCRP/RfP国際共同議長のヴィヌ・アラム博士(シャンティ・アシュラム会長)を進行役に、アマゾンの先住民信仰、ユダヤ教、ゾロアスター教、キリスト教、イスラーム、シーク教、ブードゥー教の指導者8人がそれぞれ平和のメッセージを述べ、祈りを捧げた。

最後に、同国際委のフランシス・クーリア・カゲマ事務総長が閉会のあいさつを述べた。