佼成図書館主催「あおぞら図書」 渋谷・大田の鼓笛隊が演奏披露

大田教会の鼓笛隊とバトントワリングの発表の様子

夏休みも終わりに近づいた8月24日、佼成図書館の視聴覚ホールで、立正佼成会の渋谷教会と大田教会の鼓笛隊が演奏を披露した。演奏会は、同図書館が主催する地域交流イベント「あおぞら図書」の一環として開催されたもの。会場には地域住民や関係者ら約200人が来場し、元気な鼓笛隊の音色に耳を傾けた。

演奏を披露する渋谷教会の鼓笛隊メンバー

渋谷教会の鼓笛隊「セイント・オブ・チルドレン」は同ホールが練習場所だ。月に1~2回、小中高校生らメンバーが集まり、練習を行ってきた。一方、普門館の閉鎖や新型コロナウイルス感染症の影響で発表の機会は減少。練習に励む子どもたちのため、図書館側が「発表の機会を設けたい」と願い、演奏会の実現に至った。渋谷教会鼓笛隊責任者の男性(62)は「練習の成果が発揮できる喜ばしい機会を頂けた」と笑顔で話した。

当日、両隊の隊員たちは「We’re All In This Together」や「残酷な天使のテーゼ」などの楽曲を4曲ずつ披露。生き生きとした演奏に会場は大いに盛り上がった。大田教会鼓笛隊「フライティキッズ」は演奏に合わせてバトントワリングの演技も発表した。長女がバトンチームに参加した女性(37)は「今日は、娘の練習の成果を見ることができて、とても感激しました。娘もみんなと励まし合いながら、技術とともに人として大切なことを学んでほしい」と話した。

佼成学園高校のボランティアによる出展の様子

また、エントランスホールでは、板橋教会と練馬教会のボーイスカウトや佼成学園高校野球部の3年生ボランティアによる出展もあり、訪れた子どもたちが輪投げなどをして楽しんだ。