大聖堂で令和5年次「元旦参り」 庭野会長が年頭誓願文を奏上

庭野会長と光祥次代会長は「元旦参り」後、大聖堂の屋上で初日の出を拝んだ

新たな年を迎えた1月1日朝、立正佼成会の令和5年次「元旦参り」が大聖堂(東京・杉並区)で開催された。式典の様子はインターネットの動画共有サイトを通じてライブ配信(会員限定)され、会員たちは各家庭で読経供養に臨んだ。

東京の気温が氷点下0.4度(気象庁)を記録した午前6時、聖壇の緞帳(どんちょう)が上がり、将導太鼓の音で開式。庭野光祥次代会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長が年頭誓願文を奏上した。この中で庭野会長は、昭和13年に創立された本会が今年85周年を迎えることに触れながら、「来るべき教団創立百年を展望して、『人間形成の根本道場』である家庭において、ご宝前を中心とした生活を営み、御本尊さまに感謝の誠を捧げつつ、夫婦として、父母として、親として、自らの家庭を斉(ととの)え、未来を担う子ども達の人格の形成をはかっていくことに力を傾注してまいります」と誓願した。

この後、「新年お言葉」に立った庭野会長は、週に数日、近所を散歩することを習慣にしていると紹介し、体を支える足腰を大事にする重要性を説明した。足には日々の生活で大きな負担がかかっているものの、ほかの部位と比べて手入れがおろそかにされがちと述べ、足を大切に扱うとともに、「根本的なことをいつも考えながら日常生活をさせて頂くことも元気になっていく秘訣(ひけつ)」と説いた。

なお、「元旦参り」に先立ち、庭野会長、光祥次代会長は一乗宝塔を参拝し、庭野会長が屠蘇(とそ)を奉納した。

早朝5時半ごろに一乗宝塔を参拝した庭野会長と光祥次代会長。庭野会長が屠蘇を奉納し、一年間の無病息災を願った