バンコク、名古屋西の2教会で周年記念式典

バンコク教会

立正佼成会バンコク教会は10月9日、教会道場で発足40周年の記念式典を開催した。式典では、水谷庄宏教会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。

教会の歩みを振り返る映像上映、タイの伝統舞踊の披露に続き、布教主任が体験説法。2001年の入会後、周囲から愛想のなさを指摘され、自分を変えたい一心で修行に励んだことを発表した。庭野日敬開祖の「和顔愛語」の姿勢を手本に、笑顔であいさつ、自他の違いを受け入れるなど今も実践を続けていると話し、さらなる布教伝道を誓った。

この後、講話(事前収録)を述べた赤川惠一国際伝道部部長は、本会を創立した庭野開祖の「本当の幸せを自分のものにする」という願いを、40周年を機に会員一人ひとりが心に刻み込むことが大切と語った。

名古屋西教会

立正佼成会名古屋西教会は10月16日、教会道場で感染対策を施して小規模な発足30周年の記念式典を挙行。式典の様子は会員にオンライン配信された。

同教会では今年一年をかけて地区や部ごとに周年記念日を設け、喜びと感謝を重ねてきた。当日は千葉卓史教会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。『教会の歩み』の上映、功労者表彰に続き、功労者代表の女性会員が体験説法。法縁に触れ、病弱だった亡き父を恨むような気持ちが消え、疎遠だった姉にも慈しみの心が湧いたと語り、これからも和やかな触れ合いを実践すると誓った。

来賓挨拶の後、講話に立った山中快之中部教区長は、自身の至らなさに気づくのが信仰の功徳と述べ、「仏の教えを理解する力を具(そな)えた皆さんが、救われた実感を語ることで、信仰が伝わっていくのです」と語った。