アフリカ支援の「My TEDORI」プロジェクトがオンラインイベント チャレンジモーニングを開催

マラウイの生活様式や教育制度が紹介された(「Zoom」の画面)

アフリカが抱える課題について学び合うオンラインイベント「My TEDORI,My AFRICA チャレンジモーニング――夏休み、みんなで朝活! アフリカのことについて知ろう!」が、8月の毎週土曜朝(午前7時半~8時・全4回)にウェブ会議システムを使って開催された。毎回、立正佼成会の少年部員や学生部員など約30人が参加した。

同イベントは、世界最貧国の一つであるマラウイを支援するカトリック在家運動体の聖エジディオ共同体(本部・ローマ)と本会による合同プロジェクト「My TEDORI,My AFRICA チャレンジ!!」の事務局を担う本部スタッフが企画。現在、同プロジェクトでは毎月2日の夜にオンラインで活動報告やトークセッションなどを実施している。今回の早朝イベントは、一人でも多くの若者がアフリカに関心を寄せ、国際協力への理解を深めてほしいとの願いから、夏休み期間を利用して行われることになった。

初回の8月6日は、事務局メンバーが同プロジェクトの活動概要と、マラウイで取り組む出生登録事業の必要性を紙芝居形式で説明した。13日は、日本在住のマラウイ人(25)が自国の生活様式や教育制度を紹介。20日には、事務局から参加者に郵送したキットを使用して、マラウイの伝統的な布(チテンジ)で“くるみボタン”などを作るワークショップを行った。

最終回の27日には、国際協力機構(JICA)青年海外協力隊(JOCV)の隊員としてザンビアに赴任していた神戸教会の青年男子部員(27)が登場。現地の写真や動画を用いて、国際協力に関心を持ったきっかけやJOCVの活動内容について話した後、赴任した体験を通して、「国際協力とは、海外の人々と互いに助け合い、優しさや思いやりの心を育んでいくことだと学んだ」と語った。

参加者からは「私たち日本人の当たり前が、アフリカの人にとっては当たり前でないことに気づかされた」「マラウイの小学校は8年制であることに驚いた」「マラウイを知ることから支援が始まると教えて頂き、これからも親子でアフリカの諸課題について学び続けたい」といった感想が寄せられた。