WCRP創設50周年記念式典の概要決まる 日本委が第22回評議員会後に記者会見

記者会見で、植松理事長(中央)が創設50周年記念式典の開催趣旨を説明し、大西実行委員長(左)が決意発表を行った

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の第22回評議員会が6月23日、京都市のメルパルク京都で行われた。その後、記者会見が行われ、評議員会を経て決定したWCRP/RfPの創設50周年記念式典(11月24日開催)の目的やプログラムを、同日本委の植松誠理事長(日本聖公会主教)、篠原祥哲事務局長、同式典実行委員長の大西英玄師(北法相宗音羽山清水寺執事補)が発表した。

評議員会で、「ミャンマー情勢への取り組み」など六つの事項を審議

植松理事長が招集した評議員会には、評議員7人(オンライン参加を含む)が出席した。東京・杉並区の法輪閣からオンラインで参加した立正佼成会の庭野日鑛会長(同日本委会長)が議長を務めた。

第22回評議員会に法輪閣からオンラインで参加し、議長を務めた庭野会長

当日は、「日本委員会人事」やアジア宗教者平和会議(ACRP)の第9回大会、WCRP/RfPの創設50周年記念式典、「ミャンマー情勢への取り組み」など六つの事項が審議され、全て承認された。

このうち、日本委員会人事では、理事の九條道成・明治神宮宮司、渡邊修・神宮司廳前総務部長が退任し、網谷道弘・明治神宮権宮司、齊藤郁雄・神宮司廳総務部長、八坂應澄・中山身語正宗管長が新たに理事に就任した。

今年11月24日に国立京都国際会館(京都市)で開催予定のWCRP/RfP創設50周年記念式典については、開催規模やプログラム概要、今後のスケジュールなどが伝えられた。

また、2月1日の政変で混乱が続くミャンマーに対して、人道支援募金の実施を承認。勧募期間は8月31日までで、勧募金はWCRP/RfP国際委員会や日本のNGOなどのパートナー団体を通じ、困窮する市民への生活必需品や医療品の提供、心的外傷を受けた人への心理的なケアなどに活用される。

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