大聖堂で「元旦参り」 庭野会長が年頭誓願文を奏上 家庭を斉(ととの)え、子どもたちの育成に尽くす
立正佼成会の令和3年次「元旦参り」が1月1日朝、大聖堂(東京・杉並区)で開催された。
元日の祥気が満ち始める早朝に執り行われる「元旦参り」では、世界平和を祈念し、新たに仏道精進を誓う。
午前6時、庭野光祥次代会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長が年頭誓願文を奏上した。庭野会長はこの中で、昭和13年に創立された本会の歴史に触れながら、「来(きた)るべき教団創立百年を展望して、『人間形成の根本道場』である家庭を中心に、清く、明るく、健やかな幼少年・青年達を育成していくことに力を傾注してまいります」と誓願した。
この後、庭野会長が再び登壇した。
法話の中で庭野会長は、今年の干支(えと)である「丑(うし)」にあやかり、「ゆっくり」と進むことを奨励。「コロナ禍を踏まえて、私たち人間がどうあるべきかをしっかりと振り返り、反省しながら、創造的な歩みをさせて頂きたいと念願しています」と述べた。
式典の模様は、インターネットの動画共有サイトを使ってライブ配信された。
会員たちは各家庭で読経供養を営み、年頭誓願文を読み上げた。
なお、「元旦参り」の開式に先立ち、庭野会長、光祥次代会長は一乗宝塔を参拝し、庭野会長が屠蘇(とそ)を奉納した。
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