WCRP/RfP日本委「第31回理事会」 4月から各タスクフォース始動へ 運営委員とメンバー決まる
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「第31回理事会」が3月12日、京都市の賀茂御祖神社(下鴨神社)で開催された。植松誠理事長(日本聖公会首座主教)をはじめ理事15人が出席。立正佼成会から同日本委理事の庭野光祥次代会長、國富敬二理事長、中村憲一郎参務(京都教会長)が参加した。
理事会では平和の祈り、植松理事長の開会挨拶に続き、6事案が審議された。
この中で、今年4月から活動を開始する「核兵器禁止条約批准タスクフォース」「気候危機タスクフォース」「和解の教育タスクフォース」「人身取引防止タスクフォース」「災害対応タスクフォース」の五つの特別事業部門(タスクフォース)の運営委員とメンバーが決まった。光祥次代会長が「和解の教育タスクフォース」の運営委員、根本昌廣・本会時務部主席が「人身取引防止タスクフォース」の運営委員に就任。中村参務が「核兵器禁止条約批准タスクフォース」の運営委員責任者に選出された。
さらに、今年10月に東京で行われるアジア宗教者平和会議(ACRP)第9回大会で、日本委が担当する大会受入委員会(総務・接遇部、会議部、広報部、ボランティア部、女性会議部、青年会議部)のメンバー構成と役割が決定。また、大会のメーンテーマ『行動するアジアの宗教コミュニティ:包摂的で平和なアジアに向かって』や、具体的なスケジュールが発表された。日本委では、同大会への参画をWCRP/RfP創設50周年の記念事業として位置づけている。
このほか、新型コロナウイルス(COVID-19)の対応を協議。各タスクフォースの学習会や、4月下旬に米国で開催される予定の核不拡散条約(NPT)再検討会議への使節団の派遣中止などが決定した。
審議後、法人業務や国際事業のほか、従来のタスクフォース、常設機関の活動が報告された。
なお、この日の午後に予定されていた平和大学講座は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、中止された。