普門エリア整備工事 本部行事や教育プログラムでの利用、貸し出しも検討 「普門の精神」を受け継ぐこと願い
「普門エリア整備工事」の状況と今後の活用についての報告が11月18日の教団幹部会の席上、熊野隆規時務部部長からなされた。
普門館は、昨年11月に建物全体の使用が終了し、翌月から解体工事が行われている。「普門エリア整備工事」には、建物の解体に加え、解体後の土地整備が含まれており、先ごろ開かれた理事会で解体後の整備案が決定した。
教団幹部会の席上、発表された整備案によると、普門エリアは、大聖堂への参拝路としての役割を果たすことを基本に設計された。エリア内には、「普門の精神」を受け継ぐことを願って、普門館の外周をかたどった双環形の芝生広場が設けられ、施設の一部には普門館の外壁リングと大ホール内壁面クリスタルが用いられる。芝生広場から望む大聖堂の存在感を味わいながら、昨年末に普門エリアの一角に遷座された聖観世音菩薩像(聖観音像)と結縁(けちえん)することができる宗教的な空間となる。
また、芝生広場は、「お会式・一乗まつり」などの本部主催行事や教育プログラムでの利用が考えられており、希望する教区、支教区、教会への貸し出しも検討されている。
普門館の解体工事は、来年2月中旬に終了の見込み。その後、土地を埋め戻して跡地整備工事を実施し、同年8月末に整備を完了する予定だ。
なお、普門エリアの模型が今後、第二団参会館に展示される。