新理事長に國富敬二氏 川端理事長、顧問に就任 12月1日付

立正佼成会本部は、12月1日付の教団新役員人事に伴い、川端健之理事長が退任し、國富敬二杉並教会長(理事)が新理事長に就任することになった。川端理事長は顧問に就任する。

新しく理事長に就く國富氏は1976年、学林本科13期生として入職した。庭野平和財団、教務部教務課(教区教務員)などを経て89年、豊橋教会長に就任。94年からサンフランシスコ教会長として米国での布教伝道に取り組んだ。97年から青年本部長、2003年から時務部部長を務めた。これとともに02年に理事に就任し、6年にわたって任を果たした。その後、11年に東京教区長(杉並教会長)に就き、再度、理事に就任した。

この間、國富氏は、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の活動に携わり、03年から非武装・和解委員会委員、09年に評議員を務めた。その後、理事、MDGs(ミレニアム開発目標)タスクフォース責任者を経て、15年1月から同日本委員会事務局長を務めている。

一方、理事長を退任する川端氏は学林本科11期生として入職し、国際課、秘書室を経て1990年、滋賀教会長に就任。97年からサンフランシスコ教会長、2002年から教団本部で外務部次長(広報)、06年から同部長を務め、08年に総務局長に就いた。10年からは新佼成病院開設準備室長、12年からは健康保険組合理事長、厚生年金基金理事長を兼務。実務の立場から会内外で活躍した。13年12月、渡邊恭位理事長の後任として第6代理事長に就任。教団諸行事、会議などで役を務めるとともに、国内をはじめ海外からの来訪者に語学力を生かして対応し、3期6年にわたって教団実務責任者の重責を果たした。

在任期間中、「教団創立80周年」を迎えた。これに合わせて、それまでの『一人ひとりの心田を耕す佼成会』に続き、向こう20年間の教団基本構想の根本となる「教団創立百年に向けて」が庭野日鑛会長から示され、それに沿った布教伝道や人材育成の基盤づくりに力を注いだ。