平和への行動を重ねて半世紀 第50回「青年の日」は5月19日を中心に各地で

世界平和の実現に向け、行動する「青年の日」(写真は昨年の舞鶴教会の取り組みから)

50回を迎える今年の「青年の日」の実施概要がこのほど、立正佼成会の習学部青年ネットワークグループから発表された。メーンテーマは、『大志~社会変革の風をおこそう~』。地域社会や国家、世界の平和のために具体的な菩薩行を実践し、その活動を通して青少年育成を図ることが目的だ。5月19日を中心に立正佼成会の各教会でさまざまな活動が展開される。

「青年の日」は1970年に第1回が行われた。以来、立正佼成会の各教会では毎年5月の第3日曜日を中心に、地域社会への貢献や世界平和の実現につながるさまざまな活動を展開してきた。

第50回の節目を迎える今年、全国で共通して実施する「統一プログラム」は、昨年に引き続き、青年の日当日の正午に捧げる「全国青年平和の祈り」と立正佼成会の「一食(いちじき)を捧げる運動」の推進の一環として「『一食ユニセフ募金』キャンペーン」への参画が示された。

「全国青年平和の祈り」では、一食を捧げる運動の「祈りのことば」を唱和する。

昨年の松江教会の街頭募金

一食を捧げる運動の推進に関しては、「一食ユニセフ募金」を通して「同悲」「祈り」「布施」という同運動の精神を広く市民に伝える重要性が強調されている。同募金は通年で実施されるが、青年の日をはさむ4月1日から6月30日までの3カ月間を「『一食ユニセフ募金』キャンペーン」に設定。期間中の街頭募金の実施を推奨している。

第50回「青年の日」の実施概要は次の通り。

  • 【メーンテーマ】『大志~社会変革の風をおこそう~』
  • 【実施日】5月19日(日)
  • 【目的】社会や国家、そして世界平和のために具体的な菩薩行実践を行い、その活動を通して青少年育成を図る
  • 【統一プログラム】1.「全国青年平和の祈り」 2.「『一食ユニセフ募金』キャンペーン」への参画 「一食ユニセフ募金」を通して市民に「一食を捧げる運動」の精神を伝える
  • 【後援団体】日本ユニセフ協会、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所、国連UNHCR協会、国連世界食糧計画WFP協会、開発教育協会、明るい社会づくり運動、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会、新日本宗教団体連合会(新宗連)
  • 【問い合わせ】TEL 03(5341)1661 青年ネットワークグループ E-mail:seinen@kosei-kai.or.jp
お知らせ 「青年の日」WEBサイトに情報掲載
「『青年の日』WEBサイト」(http://www.kosei-kai.or.jp/youthday/)に、「青年の日2019」の情報が掲載されています。同サイトは3月中旬にリニューアルオープン予定。その後は、「青年の日」の歴史や庭野日敬開祖の法話を読むことができます。

◇MEMO

「一食を捧げる運動」の精神を一人でも多くの市民に理解してもらうため、世界の人々の平和、幸せを願って行動する仲間を増やしていきたいとの願いをもとに行われている。ユニセフと本会のパートナーシップ事業は、紛争や貧困に苦しむ子どもたちを守るため国際児童年にあたる1979年からスタートした。これまでに街頭募金やチャリティーバザーなどさまざまな活動の中で市民から寄せられた浄財が支援に充てられてきた。現在は、リベリア、シエラレオネ、グアテマラの3カ国で、母親や子どもたちのこころとからだに栄養を注ぐプロジェクトが展開されている。