母親と子どもの心と体に栄養を注ぐ「一食ユニセフ募金」 今年の取り組み
紛争や自然災害に見舞われ、貧困や抑圧に苦しむ子どもたちが、身の安全や発育、教育などの機会を公平に受けられるよう、ユニセフ(国連児童基金)を通じて支援する立正佼成会の「一食(いちじき)ユニセフ募金」の概要が、このほど発表された。
『母と子の こころとからだに栄養を』をテーマに、全国で街頭募金、チャリティーバザーなどが実施される。今年は、本会とユニセフがパートナー関係を結んでから40年目を迎え、活動のさらなる推進が期待されている。
本会の「一食ユニセフ募金」は、貧困や紛争の影響を受けている世界の子どもたちを救うため、国際児童年にあたる1979年、庭野日敬開祖が、『朝日新聞』論壇紙上で「一食を捧げる運動の国民運動化」を呼び掛けたことを受けて始まった。それ以来、市民からの献金は、これまでにアジアやアフリカ、中米地域の国々の子どもに対する教育支援や医療サービス、栄養改善といった事業に役立てられてきた。
この募金には、「一食運動」の「同悲」「祈り」「布施」の精神を多くの市民に理解してもらい、共に生きる世界の実現のために思いやりの心をもって行動できる仲間を増やしたい、との願いが込められている。
今年のキャンペーン期間中に寄せられた浄財は、ユニセフが世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会と連携するプロジェクトなどに充てられる。
概要は次の通り。
- 【テーマ】母と子の こころとからだに栄養を
- 【実施期間】通年で実施。特に4月1日から6月30日までの3カ月間をキャンペーン期間とする
- 【募金の使途】
・「内戦とエボラ出血熱で影響を受けた子どもの心のケア」プロジェクト(リベリア)
・「エボラ出血熱の影響を受けた子どものケア」プロジェクト(シエラレオネ)
・「はじめの1000日」キャンペーンを通じた「母乳育児の推進と栄養習慣改善」プロジェクト(グアテマラ)
※リベリアとシエラレオネでの各プロジェクトは、ユニセフと世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会との連携事業 - 【問い合わせ】
TEL03(5341)1661 立正佼成会習学部 青年ネットワークグループ(担当=木原、渡邊、齋藤、上田)