カルッツかわさきのオープンイベントで 東京佼成ウインドが「吹奏楽大作戦」

神奈川・川崎市にあるカルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化総合センター)のオープン記念イベントの一つとして、10月9日、東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)による「吹奏楽大作戦in川崎」が行われた。演奏会では、学生や音楽愛好家の市民と共演した。

川崎市は日本のレコード発祥の地。さらに、複数の音楽大学があり、「音楽のまち・かわさき」の取り組みを推進している。

カルッツかわさきの事業担当である佐藤翔太さんは、「川崎は音楽に力を入れています。ですから、伝統と歴史を持つ、日本で著名な吹奏楽団である佼成ウインドの演奏を市民の皆さんに、ぜひお届けしたいと思いました。特に、佼成ウインドは、日ごろから市民に音楽を指導し、共演する活動をされていますから、市民の施設であるカルッツかわさきにぴったりな楽団だと感じ、出演依頼をさせて頂きました」と今回の経緯を語る。

当日、第1部では4曲が演奏され、最後の「アルメニアンダンス パートⅠ」では、13歳から57歳までの市民50人とTKWOの楽団員が共演。登壇した市民は9月10日と10月8日の2日間、楽団員からレッスンを受けて当日に臨み、熱のこもった演奏を披露した。

ステージでは、市民の参加者の感想発表があり、ピッコロを演奏した女性(32)は、「憧れのフルート奏者・前田綾子さんに教わることができて、感激でした。丁寧に教えてくださり、大変勉強になりました」と語った。

第2部では、サクソフォンのソリストであり、T‐SQUAREの元メンバーである本田雅人氏がゲスト出演。同グループの楽曲である「宝島」をはじめ、「黒い炎」「煙が目にしみる」などをTKWOと共に奏でた。